2015年4月21日火曜日

ピダン


あまり上手に写せていなくて申し訳ないのですが、こちらの絵柄、とっても素敵だと思いませんか?
ピダンと呼ばれるカンボジア伝統の絹絵絣です。
絹糸の三枚斜文織で絵物語が描かれています。

すべて手織り!!とっても細かい精巧な絵柄で思わず見とれてしまいます。

絵柄には、仏教に関わる古代の説話や、白い象(↑上の写真にも居ますね)、鳳凰などが
描かれたものが多いそうです。

ピダンと呼ばれる由来は、この絵絣がお寺の天井に飾られていて、カンボジア語で
「天井」を『ピダン』と呼ぶことから来ています。

こんなに素晴らしい織物ですが、内戦中に多くの織り手が命を落としてしまい、良い織り手の方も高齢化
しているそうです。

ピダンの絵柄は図面に残っておらず、アンティークのピダンも海外に流出してしまい、
カンボジア国内には無く、ピダンの伝承に緊急を要しているとのこと。

こんなに細かくて精巧で素晴らしい織物が絶えてしまうのはもったいないですね。
なんとしても伝承していってほしいです。

このピダンに関係することを、TAOで催す予定なので、
詳細が決まりましたら、こちらでお知らせいたします。(S)






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